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工場設備

工場へのこだわり

 光食品では昭和39(1964)年に合成添加物を一切使用していないソースを発売し、その後、昭和52(1977)年に有機原料を使用したソースを発売して以来、安全な原料にこだわり、添加物不使用で、有機原料を使用した本物に徹した食品作りを進めてきました。
 2000年には工場の有機JAS認証を取得しました。
 ただ効率を求めるのではなく、妥協せず、手間を惜しまず、全てを自動化させずに手作りの良さを残した製品作りを行っています。
 製造タンクは手洗いと湯洗浄を基本としており、メインの充填ラインはCIP洗浄等によってアレルゲン等のコンタミネーションが起こらないよう徹底した洗浄を行える設備となっております。
 製造室・洗びん室・充填室・包装室・待タンク室の天井と壁はすべてステンレスとなっており、非常に衛生的な製造環境となっております。
虫の侵入を防ぐために工場内を陽圧にし、充填室にはクリーンルームを採用しています。また、製造におけるトレーサビリティーやフードディフェンスの観点から、工場内にカメラを設置しています。
 製造工程は従来からHACCPに則った管理がされており、2020年2月には国際的な食品安全マネジメントシステム認証であるFSSC22000を取得しました。(2022年11月時点でのFSSC22000取得範囲:ガラス瓶 、プラスチック容器及び缶入りの殺菌処理されたソース類及びトマト加工品を含む調味料類・殺菌処理されたガラス瓶入りの濃縮果汁飲料・野菜及び果実の乾燥及び粉体原料の製造    適用除外 : OEM生産用加工原材料 (ダイスカットされたニンジン及びニンニク))


FSSC 713500 / FSSC 22000
 製造の様々な工程で記録が残るよう管理されており、HACCAPに基づく生産体制に加え、世界的な基準に沿って可視化された食品の安全対策を行うことによって、これまで以上に安心で安全な食品づくりを行っております。

工場設備紹介

 光食品では有機野菜・果実の一次加工から、調味料の調合・充填まで自社で行っています。
 充填ラインについてはなるべく自動化することにより、人の手がかからず、衛生的でより効率が良くなるよう設備を導入しています。
 対して、野菜の一次加工や調合の段階ではすべてをオートメーション化してしまうと、多種多様な形状で仕入れる有機野菜・果実やこだわりの原料を使用することが難しくなり、添加物や非有機の原料を使用しなければならなくなることがあります。例えば果糖ぶどう糖液糖や香料、エキス等を使用すれば製造が楽になりますが、光食品ではあえてそのような原料を使用せず、安心安全と有機という原料にこだわった食品作りのため、すべてを機械だけに頼らない製造を行っています。
 このようなこだわりについて社員も入社後すぐには理解しづらい事もありますが、勉強会等の実施により社内でこだわりを共有し、手作業で行わなければならない作業も手間をかけて行っています。

【NEW】チューブ用充填機を拡充しました。(2023年6月)


 有機トマトケチャップやお好みソースを充填しているチューブ用充填ラインを拡充しました。
 これまでの充填ラインでは約50本/分の速さで充填しておりましたが、拡充後の充填機では倍の約100本/分の充填速度になりました。
 また旧ラインでは充填後に手作業で包装や箱詰めを行っておりましたが、新ラインでは充填後にそのままライン上で箱詰めまでの工程を行うことができるラインとなりました。
  
 この充填ラインの導入により、充填にかかる作業人数を減らし、工場内の効率化を図ることができました。また工場内の生産量が3~5割ほど上がることとなります。ここ数年のコロナ禍の影響やオーガニック商品の需要増により増加している販売量に対応するため、また今後の人手不足の時代への対応も見据えた充填ラインの拡充となっています。また、社員の休日日数を増やす効果もあります。

工場設備
野菜洗浄室
自社農園で生産された野菜などの一部の原料は自社で洗浄、加工を行っています。野菜の洗浄は工場内への土壌菌や虫等の侵入を防ぐため、製造室等とは隔たった場所にて行われています。
真空濃縮機
トマトからトマトピューレーを製造する際に、添加物を使わず、低温で熱負荷を少なくすることができる液体流下型真空濃縮装置などを設置しています。
瞬間殺菌装置(チューブヒーター)
原料の風味をなるべく損なわずに耐熱性を持った細菌などを殺菌できるよう、チューブヒーターを使用して瞬間的に殺菌を行えるようになっています。
洗瓶室
空瓶を薬品等を使わず熱湯のみで洗浄、殺菌しています。
空瓶検査機
空瓶天面部の傷や汚れなどを、画像解析によって瞬時に検出し、キズ等のある瓶の除去とデータの保存ができる検査機を導入しています。これにより人の目では見えない細かな傷などを発見することができ、これまでよりもさらに安全な状態で商品の充填を行うことができるようになりました。
充填室
充填室は清潔なクリーンルームとなっており、充填の際にはろ過機やマグネットフィルターを使用して異物の除去を行っています。メインの充填機は1本1本の重量を測って充填し、その記録が残るようになっております。スクリューキャップタイプの瓶については、キャップを閉める力を1本1本制御し、その記録が残るようになっています。充填量やキャップの取り付けに異常がある場合には自動的に排除される仕組みとなっております。
CIP洗浄装置
アレルゲンのコンタミを防ぐため、メインの充填ラインにはCIP洗浄装置が付いており、ラインを分解せずに配管内を洗浄することができます。
包装室
ラベルを貼る際やフィルムで包装する際、賞味期限の印刷不良を防ぐためメインのラベラーでは印字内容をカメラで検査し、万が一不良があった場合には排除する仕組みとなっており、その記録が残るようになっています。